ラウンジのお仕事、もっと楽しくするために会話を楽しもう!
男性のお客様をお酒や会話でおもてなしするお店、ラウンジ。
今回は、そんなお店で重要なお仕事である「会話」にフォーカスを合わせてみたいと思います。
テーマは、会話を「楽しむ」こと!
同じナイトワークのキャバクラやスナックでは、お客様のお酒を作ったり、灰皿を取り替えたり、男性スタッフを呼んでお客様の注文を伝えたりといったお仕事をする必要がありますが、ラウンジでは、その手のお仕事はすべて男性スタッフが担当します。
ラウンジのお仕事では、正面からお客様と向き合って会話をすることがお仕事のメイン。別の言い方をするなら、お客様に楽しんでもらうために「楽しい会話の場」をつくることが大切です。
女の子自身が会話を楽しみ、良い雰囲気をつくることで、お客様に「楽しいな。またここでこの子とお喋りしたいな」と思わせること。
ここでは、そのためにチェックしておきたいコツをまとめてみました。
“理解すること”が大事!
楽しい会話でお客様をもてなす、そのための第一歩は会話のキャッチボールを成り立たせること。そのためには何よりも「お客様の話を理解すること」が大切です。
たとえば、適当に相槌を打つのではなく、お客様のお話をきちんと受けた言葉で返すこと。
これを心がけるだけでも会話は弾み、お客様に喜んでもらえるでしょう。
「へえー」「ふーん」「そうなんだー」だけでは、どんなに表情豊かにリアクションができていたとしても、お客様としては話の張り合いがないためにテンションは下がってしまいます。
意見を出してみるといい場合も
おもてなしの原則は「お客様を立てること」ですが、たまには「でも私は○○だと思います」と意見を出してみるといいかもしれません。
意見交換というカタチで発展し、張り合いのある会話ができるようになるパターンも考えられます。
また、お客様がお帰りの際、会話の流れから「また今度、どうなったか聞かせてくださいね」などと水を向けてみると、次の来店にもつながることでしょう。
“会話のさしすせそ”は有効?
水商売における「会話のさしすせそ」がある、そんな話を聞いたことがある女の子もいると思います。
「『さ』すがですね!」
「『し』らなかった!」
「『す』ご~い!」
「『せ』っかくですから……」
「『そ』うなんですかー!」
これらを使い回せばたいていの接客はこなすことができる、という「さしすせそ」です。
逆効果になる場合もある
相手を持ち上げ、良い気持ちになってもらうための「さしすせそ」……確かにこれを活用するのは効果的ですが、とはいえ一つ覚えのようにこればかりを使うのでは逆効果になる場合があります。
何を言っても「さすが、すごい」と褒められ、何を言っても「知らなかった」と驚かれ、100%同意される。
そのような会話では、上にも書いたことですがお客様は張り合いをなくしてしまいます。
要所要所で織り交ぜつつ、基本はしっかりとお客様の言葉を受けて返すことが大切です。
“さしすせそプラスアルファ作戦”がオススメ!
「さしすせそ」を使いつつ、そのあとでひとこと付け加えてみると、より会話を弾ませることができるでしょう。
たとえば、
「Aは実はBなんだよ」と言われたとき、
「知らなかった!じゃあCはどうなんですか?」
このようにプラスアルファを加えることで、楽しい会話を交わす良い雰囲気をつくることができるのです。
ちなみに、お客様がすでに1~2軒お店をハシゴしてきて、良い具合に出来上がっているときは、ある程度「さしすせそ」に頼る会話でもOKです。
アルコールの影響でおおらかな気分になっているので、素直に気持ちよく楽しんでくれることでしょう。
会話が発展すれば楽しい時間になる
いかがでしょうか。
楽しい会話でお仕事を充実させるためのコツは、「さしすせそ」などのテクニックも使いつつ会話を発展させていくこと。会話が発展すれば、自然と女の子自身も楽しい時間を過ごせるようになることでしょう。
充実したお仕事をするために、ぜひ心がけてみてください!