お客様の心をつかむ接客術!
ラウンジのお仕事をする際に知っておくべきことは、たとえばキャバクラとは違って担当制(永久指名制)だということ。 関東では“係り”、関西では“口座”とも呼ばれており、最初に担当を持ってしまえばあとからお客様の指名をめぐってほかの女の子と張り合ったりする必要はありません。
一見、女の子にとっては安心できる制度のように思えますが、だからといってダラダラと働いていてはいけません。担当するお客様がもし友人を連れてきた場合、この友人もアナタの担当になります。 つまり紹介してもらえればもらえるほど、売上につながっていきますが、一方、お客様が見限って他店を利用し始める可能性もあります。
そこで、ここではラウンジで働くうえで重要な接客のコツを紹介していこうと思います。
お客様の心をつかむ接客術を身につけ、どんどん人気を伸ばしていきましょう。
聞き上手な女の子は好印象
ラウンジに訪れるお客様は、まず間違いなく女の子との楽しい会話を期待しています。そのため、まずは「相手を楽しませる接客」を心がけておきましょう。
キャバクラの場合はさまざまなお客様の接客をすることになるため、会話の内容もそのたびに変化します。 一方、担当制であるラウンジの場合、お客様は固定なので数を重ねるたびにどんどん会話はしやすくなるでしょう。 しかし、なかなか話に花が咲かないままだと「この子は興味を持ってくれていないのかな」と思ったお客様が他店に移ってしまうことも考えられます。
そこで、最初の接客では聞き上手になってお客様が興味関心を持つ話題を聞き出し、それ以降は会話を膨らませられるように関連する情報を集めておきましょう。 初回時は聞き手に専念していたとしても、2回目以降から積極的に会話へ入っていけばその場が盛り上がるだけでなく、勉強熱心な子として好印象を持ってもらえるでしょう。
お客様との距離を縮めるためには
ラウンジのお仕事はトークがメインですが、ただ話しているだけでは「良い話し相手」止まりで終わってしまいます。しかし、根強い人気を獲得するためには、そこからさらにお客様との距離を縮めなければいけません。 「そのためには魅力的な容姿や巧みな話術が必要になるのではないか」と思う方がいるかもしれませんが、誰でもできるちょっとしたテクニックでお客様との関係をより良くすることができます。
たとえば、会話をするときの目線を少し意識してみるだけでも相手からの印象は大きく変化します。 「会話をするときに相手の目を見る」というのは大切ですが、あまりにずっと見すぎると人は心理的に距離を置いてしまいます。そこで、目線を少し下げ、頬骨あたりを見るようにしてみましょう。相手にやわらかい印象を与えられるほか、女の子自身も緊張をやわらげることができます。 これだけで自然とトークが進み、今まで以上に良い雰囲気を作り出すことができるでしょう。
また、メールやLINEでふだんからマメに連絡することも効果的な手段です。 お礼や次の来店を促すような内容だけではなく、お客様が話していた内容に触れたり、プライベートな話を組み込んだりすることで一気に距離を縮めることができます。
ただし、毎回相手からの返信に反応する必要はありません。 あまりに連絡を取りすぎるとそれで満足されてしまう可能性があるので、ほどよく盛り上がってきたところであえて連絡をやめ、 「話すためにまた会いに行きたい」と思わせることもひとつのテクニックです。
「笑顔で明るい対応」が最も大事!
以上のように、会話を盛り上げるために努力することやお客様との距離を縮めることが、接客をするうえで重要なポイントです。
しかし、最も基本的かつ効果的なのは、やはり「笑顔で明るく対応する」ということです。 笑顔がステキな女の子には自然と惹かれますし、明るく挨拶や会話をしてもらえると誰でも気分は良くなります。
この大前提を踏まえたうえで、ぜひ今回紹介したポイントやテクニックを実践してみてください。